最近読んだ本(Javaルールブック, 小さいおうち)
Javaルールブック
- 作者: 大谷晋平,米林正明,片山暁雄,横田健彦,電通国際情報サービス
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/02/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Javaにまつわる以下のような項目が数多く取りあげられている。
- コーディング規約
- ベストプラクティス・パターン
- ハック的なもの(Commons使おうとか)
各項目の技術的なレベルというのは高くはなく、むしろこのあたりを押さえていないと業務でJavaを使うのは厳しいのでは?というものも多いように感じます。ただ、経験者がプログラミングしながら試行錯誤のうちに確立したスタイルのようなものが凝縮されていると思うので、業務でJavaを使う初心者向けとしてはなかなかよいのではないでしょうか。
小さいおうち
- 作者: 中島京子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/05
- メディア: ハードカバー
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バージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』をモチーフに、戦前から戦後にかけてのある家族の家族史が女中の回想録として描かれている。バートンの絵本は私も小さい頃に大好きだったし、最近うちの子も読んでいます。ただ、期待したほど『ちいさいおうち』は、からんでこないし(後半ちょっと)、ラストに向けてミステリー的な色合い強くなってくるけどそのあたりで物足りない感じがあった。前半の雰囲気がすごくよかったので少し残念。家族史をテーマにした小説として少し前に読んだ角田光代のツリーハウスという本を思い出したが、そちらと比べると静(小さいおうち)と動という感じで対照的だと思う。私は角田光代の方が好きだけど。