JIRA/Confluenceをお試し中
BTSとしてかれこれ4年ほどTracを使ってきました。はじめは素のTracを、途中からTrac月(TracLightning)を使っています。プラグインを入れればだいたいの事はできるので、不満はないのですが、最近、JIRAを含めAtlrassianの製品に10ユーザーまで1,000円のスターターライセンスができたので、移行を検討すべく試用版を入れてみました。JIRA/Confluenceは最近のオープンソースのプロジェクトでかなりよく見かけます。特にConfluenceでドキュメントを提供しているプロジェクトは多いので、一度は見たことがある人が多いのではないでしょうか。
さて、TracLightning相当にするためには、BTSのJIRAとWikiのConfluenceを組み合わせる必要があります。
あとソースリポジトリ(ここではSubversion)との連携も必要です。これは同じくatlassianのFishEyeを使うか、JIRAのSubversionプラグインを利用することになります。ただし、Subversionプラグインは、定期的にSubversionのコミットコメントを収集しJIRAの課題への参照があれば(Tracの#111みたいな)、課題ページから参照できるようにするものです。ですので、リポジトリビューアーは別途必要なようです。
まず、JIRA/Confluenceそれぞれスタンドアローン版とWAR版があり、どういう構成にするのか悩みます。スタンドアローン版というのはJIRAにTomcatを(TomcatにJIRAを?)組み込んだものです。Atlassian社としてのおすすめは、JIRA/Confluenceともにスタンドアローン版をポートを変えてインストールする、ということのようです。Tomcatが2つ動くのは効率的ではないように感じますが、、独立させる方が影響を及ぼさないとのことです。
インストール手順ははAtlassianのドキュメントが充実しているので、この辺を見ればインストールは簡単です。
今回は、次のような構成でインストールしました。
- OS:Ubuntu
- DBMS:MySQL
- JIRA/Confluenceのスタンドアローン版
- JIRAとConfluenceのユーザDBを統合
- Subversionプラグインを使う
DBは組み込みのHSQLでも動作しますが、あくまで評価用とのことなので、はじめからMySQLにしました。
私の試した手順は改めて書きたいと思いますが、(簡単とは書きましたが、、)意外と面倒でした。JIRA/Confluenceの連携のためにserver.xmlでポートを変えたりデータソースの設定を記述したりで、Trac(TracLightning)ほどのお手軽さはないです。
とはいえ、普段の自分の開発環境(Java)と近いので、中身をのぞいてみると、参考になることが多そうです。これがJIRA/Confluenceを試してみることにした理由のひとつでもあるのですが。