Gladinet Cloud DesktopでS3のBucketをマウントする

Gladinet Cloud Desktopは、S3のようなクラウドストレージサービスをWindowsのネットワークドライブとしてマウントするアプリケーションです。以前、Linuxs3fsのようなソフトがないかと調査したときには有償ソフトだと思っていたのですが、Starter Editionでも十分使えそうです。

現状ではS3の東京リージョンは選択できないようなのですが、S3 Compatible Storageを選択しアクセスポイントに"http://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com"を指定すれば、東京リージョンのBucketも利用できました。


こんな感じで、ネットワークドライブとしてマウントできます。もちろんドライブレターや名称も変更できます。

非常に使い勝手もよさそうなのですが、一点問題があるとすると、内部ではWebDAVを使用しているようで、そのポートを80から変更する方法がわかりませんでした。そのため、開発用にWebサーバを立ち上げるようなPCで利用する場合には注意する必要があります。

b-mobile Fairを買ってみた

いままで、Galaxy Sb-mobile U300というSIMを入れて使ってきましたが6ヶ月の期間が切れたので、b-mobile Fairにしてみました。ちょうど2週間くらい使ったので感想を書きたいと思います。b-mobile Fairは、最長120日間で1GBまで通信できるサービスで使い切ったらチャージできます。初回は9,800円で、チャージは8,350円です。U300のように速度制限はなく、また、U300では使えないようになっているYoutubeのようなストリーミングも使えます。

4ヶ月間持つようであれば(=約250MB/月)、月額2000円程度とかなり安上がりなプランです。私はU300を使っている間に『Traffic Monitor』というアプリをいれて通信量を計測してみたところ、300MB/月くらいだったので、3ヶ月くらいは持つだろうという予定で使っています。使用頻度としては、普段はほとんど、メール、GoogleReader、Webの閲覧くらいで、たまに外出先でテザリングする程度です。

実際に使った感想ですが、速度はU300に比べて確かに速いです。特にPC用のサイトやテザリング時には劇的に速いです。昼休み時間はFairでも激遅の時があるので時間帯にもよりますが。
ただ、残念なことにPC向けサイトやテザリングをするとあっという間に1GBに達してしまうので、Fairはそのような用途には不向きで、U300と同様にテキストベースのアプリケーションの利用が多い人向けではないかと思います。
2週間で使った通信量は『bCharge』という日本通信が提供するアプリで確認できますが、いまのところ約125MBでだいたい予定通りのペースです。ページの読み込みが早くなれば、その分、多くのページを閲覧するので、通信量も増えるかと思ったのですが、、あまりPC向けのサイトを見ないようにしていたので、あまり変化がなかったのかもしれません。

あとは、電池を長持ちさせるために外出時にWifiを切る癖があったので、Wifi環境に戻ってもそのまま3Gで通信してしまうことがありました。なので、現在はWifiはOnのままにして『自動機内モード』というアプリでスリープ時にフライトモードにするようにしています(フライトモードでもWifi/Bluetoothは有効のままにできます)。これでかなり電池は持つようになりました。

テザリングをよく使うのであればDTIハイブリッドモバイルプランにしたほうがよいです。ただし、MVNOのサービスが活発になってきたところなので、2年縛りがあるのが気になります。現に、イオンと日本通信が100kbpsで月額980円というサービスを開始するというニュースが出ていました。私はしばらくFairを使ってみて、1GBという制限が使いづらければ別のプランに変更したいと考えています。

Bluetoothヘッドフォンのレビュー

最近、通勤や散歩中はGalaxy SBluetoothヘッドフォンを接続してPodcastや音楽を聞いていることが多いんですが、コードレスなのは快適です。以前、iPodBluetoothアダプタをつけて使っていたときは、充電など使い勝手が悪くて結局やめてしまったのですが、Androidではストレスなく使えています。
せっかくBluetoothなのにレシーバー部分(バッテリ部分?)が別になっているイヤフォン型はあまり意味が無いとおもうので、ヘッドフォン型でかつ、メガネをしているのでできればネックバンドではないほうがいい。以下、いままで購入した/検討したヘッドフォンの感想です。

ソニー DR-BT22(廃盤品)

最初に買ったヘッドフォンです。以下のような不満がありました。

  • オープンエアー型で外部の雑音が入りやすい
  • イヤーパッド部分のスポンジが破れやすく、スポンジがないと滑ってちゃんと固定できない
  • 充電がACのみ

もう廃盤になっていて、多分、このDR-BT101っていうのが後継機種だと思います。USB充電できるようになってます。

SONY Bluetoothステレオヘッドセット マイク付き ブラック DR-BT101/B

SONY Bluetoothステレオヘッドセット マイク付き ブラック DR-BT101/B

Logitec LBT-AVOH01ABK


今使ってます。わりと満足してます。

  • 軽いしかさばらない
  • USB充電対応で、しかも本体側がマイクロUSB
  • アームが少し短い(頭がデカイからか)
  • 耳へのフィット感がいまいちでズレやすく、外部の雑音が入りやすい
  • ソニーのに比べると音飛びが多い気がする

Logitecは他にカナル型でネックバンドのモデルもあり(Logitec iPhone スマートフォン対応 Bluetoothヘッドホン ネックバンドタイプ ブラック LBT-AVNB01ABK)。

ELAN VITAL EVSH-2882

ELAN VITAL Bluetoothステレオヘッドセット ELAN VITAL EVSH-2882

ELAN VITAL Bluetoothステレオヘッドセット ELAN VITAL EVSH-2882


ネックバンドなのでやめたが、カナル型で雑音が入りずらそう。

サンワサプライ MM-BTSH25


同上。

モトローラ MOT-S9HDBK

【国内正規品】 MOTOROLA Bluetooth ワイヤレスステレオヘッドセット ブラック MOT-S9HDBK

【国内正規品】 MOTOROLA Bluetooth ワイヤレスステレオヘッドセット ブラック MOT-S9HDBK


同上。折りたたみできるのか不明でかさばりそう。

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)


翻訳本が出たので読んでみました。ひととおり読んだのですが、自分自身の経験やスキルの問題もあって消化できていない部分が多かったです。

  • エンティティと値オブジェクト
  • 集約と不変条件

といった、前半のどちらかというとコーディング寄りなテーマは理解しやすいが、後半以降のいかにしてドメインモデルを練りあげていくか、そのためのパターンの説明は、自分の体験に置き換えられないとなかなか理解しづらいと思います。以前、アナリシスパターンを読んだときは、会計やトレードなど個別の分野の専門知識という点で理解できないことが多かったですが、こちらは逆で、より抽象化されたパターンのため難しいと感じることが多かったです。たまに読み返してみようかとは思いますが。。

また、技術者にとっては純粋に実装に閉じたアーキテクチャの開発に興味を惹かれるし、スキルとしてもポータブルに思える。マネージャーもトッププログラマアーキテクチャを担当させようとすることが多い。その結果としてドメインモデルの開発がないがしろにされているという趣旨のことが、表現を変えて繰り返し指摘されていていたように思う。Javaの場合にはオープンソースのライブラリが非常に充実しており、O/RマッピングやDIのようなより一般的なフレームワークの内製というのは非効率的で、アーキテクチャをドメインから切り離すことは役に立たないアーキテクチャになりがちだという。ドメインモデルのリファクタリングを繰り返す中なか役に立つアーキテクチャが現れてくる。
私もどちらかというと、プログラミング言語フレームワークの方に興味が行きがちなので、この辺は意識を変える必要があると思いました。
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented Selection)
アナリシスパターン―再利用可能なオブジェクトモデル (Object Technology Series)

子供が川崎病にかかり入院していました

すでに退院し後遺症もみられず元気になっていますが、先月、2歳の息子が川崎病にかかって2週間ほど入院していました。記録として書いておこうと思います。

患者と家族のための川崎病Q&A

患者と家族のための川崎病Q&A

川崎病とは

川崎病という病気自体、息子がかかるまで知りませんでした(妻は知っていたようです)。
詳細は川崎病 - Wikipediaを見るのがよいと思いますが、簡単に説明すると、全身の血管が炎症を起こし、手足が赤く腫れ、高熱が続く病気です。怖いのは炎症の後遺症で心臓に血栓や冠動脈瘤などの後遺症が残ることです。最悪のケースでは生命の危険もある病気です。子供に多く年間に約6000人が発症しているそうですが、原因はまだはっきりしていない病気だそうです。
あとになって知人に話をしてみた感じでは、そうかかる病気ではないが、かかった子なら知っている、というくらいには一般的な病気のようです。六人部屋の同じ病室にも川崎病の子が二人いました。

発症

発症したのは、GWの終わりごろで、最初に全身に発疹があらわれました。かかりつけの医院では、はしかの様子ではないし、何かアレルギーか感染症ではないかということで、抗生剤を処方されました。
翌日になると、発疹も収まらず熱が徐々に上がってきました。夜には40度近くまで上がり、ひきつけをおこしたため、急いで区の夜間診療所に連れて行ったところ、川崎病の疑いがあるということで近くの大きな病院を紹介されました。この時点で熱は42度まであがっており、子供もかなりぐったりしていました。
病院の救急診療に連れて行くと、症状が悪かったためかすぐに診察してもらうことができました。血液検査の結果、血液の炎症をあらわす数値が高くなっているとのことで、そのまま入院になりました。血液検査の結果をまつ間は気が気ではなかったですし、入院までの展開の早さに驚きました。。
すでに深夜0時くらいだったのですが、当直の先生から病気の説明と治療方針の説明を受け、その日は子供を病室において帰宅しました。川崎病の治療には、免疫グロブリンという血液製剤を投与するのが一般的なためその同意書を渡されました。
自分自身いままで入院したことがなかったので、子供がいきなり入院するという事態に、かなりショックを受けたのを覚えています。

入院中

川崎病には、6つの代表的な症状があり、その5つ以上を満たすと川崎病と診断され治療が行われます。今回は、なかなか症状が出揃わずに川崎病の診断ができなかったのですが、入院から2日後に、熱が再び40度まで上がったので、不全型川崎病ということでガンマグロブリンの点滴が始まりました。ガンマグロブリンは丸二日かけて点滴します。できれば血液製剤は使わずにすんで欲しかったというのが正直なところですが、高熱が続くほど後遺症のリスクが高くなるということなので、やむを得ないと思います。また血栓ができるのを防ぐために、以後、アスピリンを服用し続けます。

ガンマグロブリンを投与しはじめると熱は37度台までさがってきました。そのまま熱が下がりきれば1週間ほどで退院することができたのですが、再び38度台まで上昇してきたため、ステロイドパルス療法というステロイド剤を点滴する治療を受けました。その後も、37度後半の熱がダラダラと続いたため、退院が長引いでしまいました。
日中は平熱に戻り、夜になると熱があがるのの繰り返しで、いつになったら退院できるか見通しが立たない状況が続きました。

退院

微熱が続いたは結局原因はわかりませんでしたが、、入院から2週間を超えたあたりで、平熱に戻ったため退院できました。ただし、退院後も後遺症を防ぐためのアスピリンの服用と、定期的な心エコーによる検査が必要になります。
初回の検査は退院から約1週間後だったのですが、心エコーでみると心臓の血管が少し拡張していることがわかりました。念のため、2週間後だった次の検査を翌週に前倒しで受けることになりました。幸いその検査では血管に異常は見られませんでした。入眠剤で眠らせてから検査をするのですが、なかなか薬が効かず寝かせるまで2時間くらいかかて大変でした。。

また、初回の検査後にアスピリンの副作用か全身に発疹が現れたため、別の薬に変えることになりました。川崎病が再発したのかと心配しましたが、、。入院中から服用していたのですが、2週間くらい経ってから副作用が出ることが多いそうです。

退院後も1週間くらいは保育園を休ませていたので、最近になってやっと一段落着いたのですが、入院中はほぼ病院に行っていたので結構しんどかったです。。今思うとあっという間でしたが、退院するまでは長かったです。しかも、2歳児を2週間以上もベッドの上だけで生活させるというのは、かわいそうでで泣けました。。今後も中学に入るくらいまでは年一回の検査が必要ですが、ひとまず後遺症も見られずホッとしているところです。

時系列

1日目
発疹がではじめる。熱は微熱程度

2日目
熱が42度まで上がる → 入院

3日目
川崎病の症状が出揃わないので様子を見る

4日目
再び熱が40度まで上がったのでガンマグロブリンを投与

6日目
熱は平熱に戻る

10日目
熱が再度上がってきたのでステロイドパルス療法を開始

18日目
退院

22日目
初回検査: 心臓の血管に拡張がみつかる

24日目
アスピリンの副作用で全身に発疹がでる→薬を変更

26日目
2回目の検査: 心臓の血管は元の状態にもどる

EC2でLinuxインスタンスのボリュームサイズを変更する

Linuxインスタンスでボリュームサイズを変更する手順です。

  1. AWS Consoleで、インスタンスを停止します。
  2. 変更したいボリュームのスナップショットを作成します。
  3. スナップショットからボリュームを作成します。ここで変更後のサイズを指定します
  4. ボリュームをデタッチします。
  5. 新規に作成したボリュームをアタッチします(ルートデバイスであれば"/dev/sda1")。
  6. インスタンスを起動します。
  7. resize2fsもしくはxfs_growfsでボリュームサイズを変更します("sudo resize2fs /dev/sda1")。
  8. 問題なければデタッチしたボリュームを削除します。

"No version string found in output of hg version"というエラーでMercurialリポジトリにアクセスできない

FisheyeはAtlassian社の高機能なリポジトリビューアです。
FisheyeにはGitやMercurialといった分散バージョン管理システムにアクセスする機能がありますが、バージョン2.5.5のGlobal Settings画面でMecurialの実行ファイルのパスを指定しようとすると、以下のようなエラーが発生します。hgにパスが通っていればこの設定は不要ですが、Mercurialリポジトリ(具体的にはBitbucket)を追加して開始しょうとしても同様のエラーが発生します。

Bad hg executable: No version string found in output of /usr/bin/hg version

Fisheyeは"hg version"の実行結果からmercurialのバージョンを取得しているようで、ロケールが日本語(ja_JP.UTF-8)になっていると、この処理でエラーが発生するようです。"en_US.UTF-8"変更したところ発生しなくなりました。OSはUbuntu Serverです。