TestLinkを使ってみる
テストケースと実行結果の管理のためにWebベースのテスト管理ツールTestLinkを導入してみました。Tracとの連携もできます（TestLinkのテスト実行結果に対してTracのチケットへのリンクを追加することができます）。
以下、メモです。
環境
TestLink JPにあるWindowsでのインストール方法を参考にしました。
TestLinkではApache,PHP,MySQLを使うためにXAMPPというオールインワンのパッケージを使うのが楽チンなようです。今回はすでにTrac月をインストールしたWindowsマシンにTestLinkを追加するのでApacheが重複してしまいます。本当はどちらかのApacheのみを使う方がよいのですが、Apacheの設定も詳しくないのでポートを変えて両方のApacheを動かすことにしました。作業にあたっては以下のエントリを参考にしました。
Trac と TestLink の連携：かおるんダイアリー
Windws で TracLight と既存の Apache との共存：かおるんダイアリー
すでにTrac月を使っていてこちらのポート8000は変えたくないのでTestLinkで使うポートを8080に変更しました。
それぞれのソフトは以下のバージョンを使いました。
Trac月のApacheの設定変更
XAMPPの管理ツールの関係でXAMPPで使うApacheのサービス名は"Apache2.2"になっている方が都合がよい様なのでTrac月のApacheのサービス名を変更ておきます。
まず、すでに登録されているApacheのサービスをいったん削除するためにc:\TracLight\bin\にあるuninstall-service.batを実行します。
次にinstall-service.batを以下の内容に書き換えます。
call setenv.bat
httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k install
httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k start
install-service.batを実行してサービスを登録します。"ApacheForTrac"というサービスが登録されます。
同様に、uninstall-service.batを以下の内容にに書き換えておきます。
call setenv.bat
httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k stop
httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k uninstall
TestLinkインストール
詳しい手順は参考にしたサイトを参照してください。簡単にできます。
- XAMPPをダウンロードして、インストーラを実行してインストールします。ApacheとMySQLはサービスとして登録しておきます。
- インストール後にC:\XAMPP\apache\conf\httpd.confを開いてポート番号を変更してます。
- TestLinkをダウンロードして、展開してできるtestlinkフォルダをC:\XAMPP\htdocsにコピーします。
- サービスからApacheを再起動します。
- http://localhost:8080/testlink にアクセスして初期設定を行います。
とりあえず、これでTestLinkが使えるようになりました。
自動で日本語表示にしてくれるのかと思ったのですが英語のままだったので、ログインしてからユーザごとの個人情報の設定で変更したところ日本語に切り替わりました。
